ITリボーンPJ
現場で活用できるITを!
2025.01.15
日本デジタルオフィスの社長の濵田でございます。
30年前、私は神戸の自宅で阪神淡路大震災を被災しました。
当時、私は重工業の工場勤務の技術者で新工場のITシステム開発責任者を任されていました。
被災後の1か月は、がれきの中からの救助、ご遺体の安置、近所の助け合いなど数多くの悲惨な現実と人の温かさを経験。
人生観が大きく変わる体験をしました。
警察や消防など、従来の組織は何の役にも立たない、当時のITも災害の前で無力でした。
『ITを進化させることで現場を改革するツールをつくろう』と決意。
震災から2年目の1997年1月17日、新工場のITシステムを無事構築した後、仲間とともに創業したのが当社のはじまりです。
震災から30年を迎える2025年。
現場のITはFA,ロボットやIotなど自動化により効率化を実現したものの、人が関与するほとんどの現場では、ペーパレスすら上手く運用できていません。
30年前からほとんど進化はしていないのが実情です。
創業から28年間弊社も製造現場、建設土木、ショールーム、営業など現場ITツールをご提供してまいりましたが、この現状は当社の創業の目標が達成できていないという点で反省すべきものです。
災害現場で学んだことをこの機会に振り返っていきたいと思います。